レシピ

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マンマ・ポニッスイの本場イタリア料理

マンマ・ポニッスイ、本名ペルラ・ポニッスイ。日本で活躍中のオペラ演出家、カヴァリエリ・ダリオ・ポニッスイのお母さんで、イタリア北部のピエモンテ州トリノ近郊在住、料理研究家。Negozio DOMAのために150種類にも及ぶレシピを作成して頂きました。その中から、日本でも比較的調達がし易いと思われる食材を使ったレシピをご紹介致します。

北イタリアでイタリア人が日常に作る料理の中から、日本でも料理して頂きやすいレシピという点も考慮しております。食材、特に魚介類、パスタ等で手に入りにくいものもあると思いますが、入手できない場合は代替食材をご検討頂ければ幸いです。是非本格イタリアンレシピに挑戦してみて下さい。

オリーヴオイルの使い方

1. エクストラヴァージンオリーヴオイルの使い方

ここでは意外に広いオリーヴオイル、特にエクストラヴァージンオリーヴオイルの使用方法についてご紹介したいと思います。エクストラヴァージンオリーヴオイルは、一番搾り、オリーヴの実から搾られるオリーヴオイルの中でも最高位に位置付けられる品質のみに与えられる呼称です。

イタリアではオリーヴオイルに関する法律(UN1093.01)によって、実の収穫方法、加工、保存方法等が決められており、品質の基準の一つに酸化物質の含まれる比率(酸度という)があります。酸度0.8%以下というのがエクストラヴァージンの条件になり、酸化度の低さが品質の目安になります。酸度の低い、従って良質のエクストラヴァージンを作るには、収穫時、収穫後の運搬時に実に傷を付けない、収穫後すぐに(オリーヴオイルに関する法律では48時間以内に)搾油するなどの条件が必要です。

そうすることによって、酸度が低く、味の良い(風味、うまみ、苦味、辛味、甘味等)エクストラヴァージンオリーヴオイルが作られます。オリーヴオイルの中でも優れた品質のエクストラヴァージンは非加熱でそのままお料理等に使うのが基本です。

パンにつけて

パンにつけて朝食時に、小皿に大さじ一杯程度を入れてパンに付けてお召し上がり下さい。

 

 

トマトにかけて

トマトにかけて健康効果で注目されるカット生トマトにかけてお召し上がり下さい。トマトの酸味を抑え美味しく健康的に召し上がって頂けます。

 

 

サラダの自家製ドレッシングに

サラダの自家製ドレッシングにサラダ用の手作りドレッシングに、エクストラヴァージンオリーヴオイルと同量のバルサミコ酢、塩、胡椒を少々で、手作りドレッシングが作れます。生野菜サラダに振り掛けてお召し上がり下さい。

 

 

温野菜にかけて

温野菜にかけて茹で野菜、蒸し野菜にそのまま振り掛けて召し上がって下さい。

 

 

パスタソースのアクセントとして

パスタソースのアクセントとしてパスタ用レトルトソースなどの市販のパスタソースを温めて、召し上がる前にソースと和えてお召し上がり下さい。ソースがより本格的なパスタソースになります。

 

 

スープのトッピングに

スープのトッピングにコンソメスープ、クリームソース、野菜の煮込みスープなどにトッピングとしてお召し上がり下さい。

 

 

ヴァニラアイスクリームにかけて

ヴァニラアイスクリームにかけて小皿に盛ったヴァニラアイスクリームの上から振り掛けてお召し上がり下さい。アイスクリームがよりリッチに頂けます。エクストラヴァージンオリーヴオイルは低温(10度程度以下)で白濁しますが、美味しく召し上がって頂けます。

 

 

2. ピュアオリーヴオイルの使い方

オリーヴオイルには最高品質のエクストラヴァージンの他に、ピュアオリーヴオイルと呼ばれる加熱調理用のものがあります。味、風味等を非加熱で楽しむのが一般的なエクストラヴァージンに対して、ピュアオリーヴオイルは風味を抑え、加熱しても変化しにくいタイプとして生産されたオリーヴオイルです。製造方法は、エクストラヴァージンを精製して無味、無臭、無色のグルードオイル(化粧品原料等に使われる)に加工し、それにエクストラヴァージンをブレンドして作られます。

あらゆる料理の加熱調理に

あらゆる料理の加熱調理にピュアオリーヴオイルの食用油としての利点は、その組成にあります。エクストラヴァージンと同様に不飽和脂肪酸を多く含み、酸化しにくいのが特長です。

 

 

てんぷらの揚げ油として

てんぷらの揚げ油としてピュアオリーヴオイルは酸化しにくいことから、てんぷら油として繰り返して使うことができ経済的、油としての沸点が高いことからカラッと揚がる特長があります。てんぷらを自然な風味で美味しく召し上がって頂くことができます。

 

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